
商店街における文化って何でしょう?
昨夜は、2回目の○楽街商店街の委員会。
テーマは「文化(歴史)」。
これまでの歩みを振り返りながら、
“文化”という視点から商店街活性化の方向性を考える
という予定でしたが、議長判断でまずは各店舗の現状報告から・・・
経営者の立場から、お客様の立場から様々な意見が出ました。
で、まとめは、静岡○○芸術大学のN教授にしていただきました。
経営者の方からの発言で、『映画館にしろライブハウスにしろ、
ギャラリーとかにしろ、中心街の高い家賃ではやっていけない』
というお話を受けて、ミュンヘン(ドイツ)の事例をご説明くださいました。
ミュンヘンは観光都市のため、伝統的な観光資源(歴史のあるビアホールや
土産物店など)を守るために、ショッピングモールの一部を
ミュンヘン市(行政)が借り上げ、市がこれらの施設に、
一般より安い家賃で貸しているのだそうです。
個々のお店が努力をして来店客数を増やしても、
お客様は“店に行く”という感覚です。
自分たちが中・高校生の頃は『街に行く』と言っていましたが、
“街に行く”というのはやはり“街”に魅力がないと、
そういう感覚にならないのではないでしょうか?
そして、その魅力というのは、“街”が醸し出す楽しさ、
その“街”の空気のようなもの。
それが“文化”ではないかと思います。
“文化”を守り、育んでいくには、商店主の力だけでは難しい時代です。